こんにちは!
早速ですがあなたは「やる気」はどのようにして出るものだと思いますか?
- やる気は出るまでひたすら待つ
- きっかけさえあれば自然と出てくるもの
- 今はその時ではないだけ
もしも上記のような考え方だったなら、いざという時になってからでは周囲が2歩も3歩も先に進んでしまっている状態から動き出すことになって目標の達成まで遅れが出てしまうかもしれません。
今回はやる気に関する”前編”として、やる気が出せない原因について考えていきたいと思います。
ただ漠然と「何となく今はやる気がない」と時間を浪費してしまわぬように、
妨げとなっている原因を把握して、それぞれの原因に応じた対策ができるようになりましょう。
やる気が出なくて行動に移せない原因
設定した目標が大きすぎる
記事の執筆時点でもうすぐハロウィン・クリスマスシーズンです。
お正月のこと、覚えていますでしょうか?
ちなみに私は「マーケティングの世界に飛び込んで実績を作る」という目標を掲げていました。しかし見積もりが甘く、人間関係や家族、お金の悩みも尽きず、達成にはかなり厳しい状況が続いています。
人は1年でできることを過大評価し、10年でできることを過小評価してしまいます。
特に新年を迎えたお祭り空気の中に気持ちがあると、不思議と心が高ぶっていて
「今年こそはダイエットして痩せるぞ!」
「副業で稼いでみるぞ!」
「投資を始めて資産を増やすぞ!」
と気持ちだけが先行した状態でほぼ半分達成したかのように満足してしまいます。
もっとも肝心な「具体的な計画」に落とし込めている人はとても少ないです。
何から始めればいいか、正直よくわかっていない
正月の駅伝を見て興奮し、感化されてランニングを始めてみようと
初売りセールでスポーツショップに行き、
「これだ!」と気に入ったジャージとランニングシューズを購入し、
最初の1か月はモチベーションが維持できていたのに、
成人の日を含む3連休あたりからややランニングペースが落ちていき、さらに
2月・3月と時間が経つと正月ムードも無くなってお仕事が年度末の繁忙期に突入し
気が付けば「忙しいから」「今日は疲れたから」「時間がないから」と
志の灯は終息に向かって行ってしまった経験、みなさんにもあるのではないでしょうか?
「なぜそのことを。。。」
簡単です。私も経験したことですから。
この最大の原因は、具体的な計画も立てずにノリと勢いで始めてしまったことです。
“後編”の記事でも詳しくお伝えしますが、目標・目的・期日の設定と現在地の把握が目標達成には必要不可欠です。
レベルが合っていない
やってみたけど思うように続かなかった
想像より難易度が高くて自分には無理だと諦めた
理想とする姿に一気に近づこうとしたあまり、自分の現在地も理解せずに
必要な段階もすっとばしてしまっています。
資格試験の勉強でもそうですし、私はゲームが好きなのでゲームを例にしますと
- 挑戦しようとしているボスのレベルがどれくらいなのか(難易度)
- どんな技、スキルをもっているのか(出題傾向、出題形式)
- 自分が今どの段階にいるのか(現状の把握)
- いつまでに挑戦しないといけないのか(期限の設定)
- 何が不足していて、何が必要なのか(タスクの整理)
このように、必要な情報を集めてから計画を練らないと、本来は達成可能だったはずの挑戦も「無謀な挑戦」になってしまいます。
目的と期限を設定していない
前述のお正月に決めた抱負を例にすると、
- “何のために”(目的)
- “いつまでに”(期日)
- “どれくらい”(目標)
の3つが設定されていません。
これが設定されていないまま時間を置くと
- まだお正月だし、時間はたっぷりあるから
- なんやかんやで今はちょっと忙しいから…
- とりあえずジムに入会したけど、まあ続ければ痩せるでしょ
と気持ちに時間的な余裕が生まれてしまい、焦って動き出さなくてもいいという考えがやる気を出せなくさせてしまいます。
心のどこかで必要性を感じていない
もともと人は怠けやすい性質があります。
そりゃあ困らない収入が楽して手に入り続けて貯金も潤沢なら誰も苦労しません。
現在の収入に将来の昇給・昇進があるなら、必要以上に苦労して時間を消費しなくてもいいのではと考えてしまう気持ちはとても理解できます。
なぜなら私自身もその考え方をする傾向にあるからです。
不安はつきることなく、けれど直ぐに解決するような方法なんて存在するわけもなく
半ば現実逃避のための思考と、現状維持をしようとするホメオスタシスが働きます。
心身が疲れている
【朝】
自分と子どもたちの支度、朝食を用意し、ぐずる子どもをなだめて家を出発
【昼】
会社で仕事、上司からの理不尽な指示、顧客からの無茶ぶりに応えすり減らす
【夕方】
保育園のお迎え、スーパーで買い物、お菓子をねだる子どもたち、夕飯の支度、子どもに食べさせ、溜まった食器と洗濯物を片づけ、風呂に誘導
【夜】
子どもを寝かしつけ、ようやくひと段落と思ったら夜泣きで起きて再度寝かしつけ
【深夜】
ベッドから落下、子どもの寝ぐせの悪さで顔を足で蹴られて痛みで起きる
本当に大変ですよね。我が家はまさに上記のような毎日です。
子どもが小さいうちは自然発生的で自分でコントロールできないことが多々あります。
このような疲労が蓄積することによって「目標達成どころではない」と気持ちが弱まり
やる気も出しにくくさせてしまいます。
尻に火が付くのを待っている
設定した期日まで日数があると、「何とかなるだろう」と放置をしてしまってはいませんか?
さすがにもうヤバいというところまでタスクを温めてしまい、自分を追い込まないと行動に移せない場合に起こりやすくなります。
しかしこれは、やるべきことにどれくらいの時間がかかるのかを正しく見積もることが出来ている場合には挽回が出来ますが、
そうでない場合は食事や睡眠の時間を削る「その場しのぎ」の解決策しか生み出せず、
中期的・長期的な取り組みを視野に入れている場合にはできるだけ早くやめた方が良いタイプです。
そして仮に達成できたとしても、継続力のある達成の仕方ではないため、
その後また中断してしまって達成後の次のステップへの移行がスムーズに行えなくなってしまいます。
欲と危機感がない
- 必ず痩せて、娘に「パパかっこいいね!」って言われるようになるぞ!(承認欲求)
- まさかカードの引き落とし額があんなになるなんて、きちんと家計管理しないと残高不足になってしまうわ(危機感)
あーなりたい、こうなれたらいいなぁ、という妄想イメージだけで満足させるのではなく、
達成するためにきちんと行動をし続けるためには、やる気と継続力を維持するための明確な目的が必要となります。
【必要性を感じていない】でも述べましたが、変わろうとするときには必ずホメオスタシスが働いてもともとの状態を維持しようと足止めをしてきます。
このホメオスタシスが味方になって「”変化すること”を維持しようと働く」ようになるまでの間、
最も重要な期間である序盤を支えてくれるのが欲求と危機感であり、そこから生まれた目的です。
ここが明確でないと、「まあでも何とかなるか」と、現状も正しく理解しないまま取り返しのつかないところへ行ってしまう可能性もあります。
少しでも欲求や危機意識を感じることが出来たのなら、それはみなさんの中にある直感が知らせてくれる緊急アラームです。
現実を知る怖さもあると思いますが、今以上に大変な状況になる前に対策できるチャンスだととらえて向き合ってみましょう。
始めるきっかけを待っている
人は基本的に怠け者です。言葉だけだとマイナスのイメージになってしまいますが、
言い換えれば常日頃から無駄を省いて効率化を図り続けた結果だとも言えます。
その根底には余計なことをしたくないという気持ちが無意識に働いています。
それゆえに、前項でも述べたようにあーしたいこーしたいというイメージやアイデアが生まれても
本当に必要だと有益性を感じなければアイデアで留まったままです。
必要と感じなくてもどうにか生活することが出来ているという結果や事実があります。
何となく先のことを考えると不安に思うことがありますが、それでもやはり「今」が成立していると未来のことは鈍感になります。
いつまでもはいけない、けれど今じゃなくてもいい(よね?)
果たして本当でしょうか?
楽して結果を出す方法があると思い込む
頭では分かっているんですよね。「そんなものはない」と。
しかしここまでに紹介したやる気が出なくなる原因が重なり合ってしまうと
まるで宝くじで1等が当たるかもと夢のような妄想をしてしまい、手を動かすよりも妄想を膨らまして現実逃避をすることでひと時の安心感を得ようとしてしまいます。
もう一度言います。「そんなものはない」。
さいごに
今回は「やる気が出ない原因」に注目してさまざまなケースを考えてみました。
ついつい目を反らしてしまっていた現状や未来について
やっぱり何かしら行動を起こさないとヤバいのではないか?
という意識が芽生えてくれたら、次の「やる気の出し方」の記事もご覧ください。
https://tetsu9.com/2024/10/25/how-to-become-mo…ated-by-yourself/
最後まで読んでくださりありがとうございます。