こんにちは!テツです。
過去の失敗をいつまでも引きずってしまい、新しいことに挑戦しようと思っても
中々一歩が踏み出せない、思うように進めない、途中で挫折してしまう
そんな経験はありませんか?
この記事を最後まで読んでいただければ、
- 失敗を引きずってしまう理由に気がつける
- 引きずってしまう自分自身と向き合える
- もう引きずらないための対処法
がわかります。
失敗を引きずってしまう人が抱える悩みや特徴
失敗なんて気にせず次々とチャレンジする人がいる一方で、
逆に失敗を引きずってしまうのは、どんな方に多く見られるのでしょうか。
責任感が強すぎる
「私のせいでとんでもないご迷惑を。。。」
「あのときもっとこうしていれば。。。」
と自責の念にかられるタイプの方はその傾向にあります。
ミスを真摯に受け止めたり、その後のリカバリーを無事に達成することが出来ても
「そもそもこの事態の原因を作りさえしなければ。。。」と強く感じてしまい
自分はそういうミスをやらかす人間なんだと、ふとした時にも思い出して自信喪失してしまいます。
連日のように悩み続ける
失敗を引きずってしまう人は、
「昨日のミスであの人に迷惑をかけちゃったから今日は気まずいなあ」
「謝って許してもらったけど、根に持ってたらどうしよう」
と気に病んでしまい、なかなか手が進まなかったり、
落ち込んで逃げ出したい気持ちになってしまいます。
寝ても気持ちが切り替えられない
失敗を引きずってしまう人は、寝る直前にその日のミスを思い出してしまい、
「悪いことしたなぁ」「あの人本当に許してくれたのかなぁ」と思考が巡ってしまうので、
「寝たら忘れる」「ゆっくり休んで気持ちをリフレッシュ」の効果が得られず、
翌日目が覚めても気まずさから反省の念が続いてしまいます。
気持ちを切り替えて頑張ろうとしても
「あいつ昨日あんなミスしたのに、よく平気そうにしてられるな」
と陰でヒソヒソと言われているような気がしてしまいます。
周囲の目が気になる
失敗を引きずってしまう人は、周囲から低評価を
受けているような気持ちが続いてしまいます。
自分のミスを周囲がどう思っているかを悪いように想像し、
後ろ指を指されているように感じてしまいます。
できるなら逃げ出したいという気持ちになる
失敗を引きずってしまう人は、気持ちの整理をつけるのに時間がかかります。
失敗を無かったことにすることは叶いませんが、気まずさから目を背けて
気持ちを楽にしたいという感情が生まれます。
向き合う覚悟が必要なことは頭では分かっていますが辛さが勝ってしまいます。
自身を卑下してしまう
失敗を引きずってしまう人は、
「こんな失敗をしてしまうなんて、なんて自分はダメな人間なんだ」
「他の人がやってたらこんな失敗は起こらなかったはずだ。」
と自己評価を極端に下げてしまいます。
しかし失敗した事実によって、普段の姿勢や過信していた部分を顧みて
再発防止策だけでなく、人間としてより成長しようと努めます。
自己啓発本を手に取るが行動に繋げられない
失敗を引きずってしまう人は、自信を取り戻すために自己啓発本を手に取ることがあります。
周囲の人からの「心配するな」「考えすぎるな」という励ましがあっても素直に受け入れられず、
事実無根であっても自分がいないところでは、
陰口を言われているような気がしてしまいます。
周囲に頼らず自分の力で立ち直るきっかけが欲しくて自己啓発本を手に取り、
「あなたにも絶対できる」「もっと成長して今とは違う世界へいこう」
と選ばれし勇者であるかのような自信を持とうとします。
最初の一週間ほどは本の影響から失敗を気にしていたことも忘れて励むようになりますが、
根本的になにかを変えたわけではないので徐々に今までの日常のペースに戻ってしまい
次の失敗でまた同じようなループを繰り返します。
現実逃避のために時間を浪費して夜に後悔する
失敗を引きずってしまう人は、失敗を乗り越えるための気持ちの整理に向き合うことを回避してしまいます。
したほうがいい、すれば成長につながるということは分かっているが行動がすぐには伴わず、
ちょっと気晴らしをしてからやろうと、ネットサーフィンやスマホゲームなどの娯楽で時間を過ごし
気がついたら夜になって、夕飯食べてお風呂に入ってその間もずっとスマホを見つめて23時近くなって
今度は先延ばしにしてしまった自分を責めながらも明日の自分に期待して就寝します。
というのが私の経験談です。
失敗を引きずってしまう本当の理由
【理由1】失敗に他者が関わっていると引きずりやすい
失敗を引きずってしまう理由は、その失敗に自分以外の「他者」が関わっているからです。
「◯◯さんに迷惑をかけてしまった。」
「上司のお手を煩わせてしまった。」
「こちらのミスに対して取引先からクレームの連絡が来てしまった。」
損失や損害が大きければ大きいほど、
また未然に防ぐことができたはずだったと反省をすればするほど、
関わっていた人たちにかけてしまった迷惑に対して自責の念にかられ、
自分はなんてダメな奴なんだと、お通夜状態になってしまいます。
友人や同僚が失敗をしたときは
「大丈夫だ」「気にするな」「なんとかなるさ」「一緒にやればすぐ終わるさ」
など声をかけて優しく励ましたことはありませんか?
他人の失敗には冷静に対応することが出来るのに、
いざ自分が失敗した側になると引きずってしまいます。
また他人がどんな失敗をしたかというのはいちいち覚えておらず、
「あの時迷惑かけてすみません」とわざわざ言われて「そんなこともあったなぁ」と思い出す程度です。
逆を言えば、失敗をしてしまった側はその事を引きずってしまっていて、
機会さえあればいつまでも謝罪する気持ちで居続けてしまいます。
ゲームの失敗は引きずりにくい
前述とは逆に、失敗に自分以外の「他者」が関わっていないとあまり引きずりません。
例えばマリオをプレイしていてノコノコに当たってミスをしたり
崖で落ちてゲームオーバーになったりしても、
すぐに「次こそは!」とコンティニューを押して再挑戦できます。
モンハンで新たに製作したい武器や防具があれば、必要素材が必要数量手に入るまで
何度モンスターにやられてキャンプ地に戻されても急いでモンスターがいる場所まで
行って戦います。
このようにスマホゲームやテレビゲームは、同じようにゲームオーバーという
「失敗」を経験しても、失敗に自分以外の他人が関わっていないので
自分の気持ちの受け止め方のみで判断可能なため、落ち込んだり
引きずったりすることは少ないです。
【理由2】未来の可能性より過去の事実に意識を向けてしまう
新しいことに挑戦することは、その先に新しい未来が待っているということです。
しかし失敗を引きずってしまう人は、挑戦によって得られるメリットや未来よりも
失敗したときの惨めな気持ちや、結果が出せなかったときの自信喪失をイメージしてしまい
一歩踏み出すことを躊躇して行動に移すことが出来ません。
人はフィルター越しに世界をみている
人はそれまでの人生経験や学びで積み重ねた価値観に則って物事を判断します。
例えば、電車やバスの優先席が空いていたとします。
Aさん「必要としている人がすぐに座れるよう、座らない方がいい」
Bさん「必要としている人が来たときにすぐ譲ればいいから、それまで座ろう」
Cさん「寝たふりしてれば”気が付かなかったから仕方がない”って言い訳がたつだろう」
というように、「空いている優先席」に対する考え方は人それぞれです。
ディズニー作品の『モアナと伝説の海』でもフィルターについての学びがあります。
モアナが住む島はサンゴ礁で囲まれています。
モアナは海が大好きで、サンゴ礁の外側の世界に憧れを抱いていました。
しかし島の掟として、モアナは村長である父から
「サンゴ礁の外側へは行ってはいけない」
といつも言われていました。
ある日、サンゴ礁の内側で魚がいなくなってしまい、漁業ができなくなってしまいました。
このままでは魚が取れず、島に住む人々が魚を食べられなくなってしまいます。
モアナは「サンゴ礁の外側まで行けば魚がいるはずだ」と言いますが
村長である父は頑なにその案を拒絶します。
実はモアナの父は、過去に島の友達と船に乗ってサンゴ礁の外側へ行ったことがありました。
しかし、サンゴ礁を越えたところで大波が襲ってきて船は転覆し、友達は溺れて死んでしまいました。
その経験から、モアナを守るために小さい時から
「海は危険だから近づいてはいけない」「島にいることがお前にとって一番幸せなんだ」
と言い聞かせてきました。
それでもモアナは船でサンゴ礁の外側へこっそりと行ってしまいますが、
父親のように大波に襲われて島に流し戻されてしまいました。
経緯は省略しますが、モアナは再び島を飛び出します。
そして様々な困難を乗り越えて、ラストには冒険の中で手に入れた航海術を島の民へ伝え
新たな島を求めて島のみんなと海を進んでいきます。
ここから分かることはモアナとモアナの父親が「海」に対して異なるフィルターを持っていることです。
結果として、未来の可能性に向かって困難に立ち向かったモアナが
父親や島の民に幸せをもたらしました。
本当の理由との向き合い方
失敗の原因を分解する
失敗がどのようにして発生したのかを細かく見返してみましょう。
最も避けなければならない大事なことは
失敗による被害を最小限に抑え、連鎖をさせないこと
「以後気をつけます」で終わらせないこと
失敗から立ち直ること
「自分のせいだ」という責任感もたしかに素晴らしいかもしれませんが、
いつまでも失敗の事実を引きずって前に進めずにいることは不幸にしかなりません。
リスクアセスメントとして良いことだと捉えていることがあります。
確かに大事ですが、それより大事なことは、「行動につなげているか」です。
大抵の場合は自己批判や自己中心的な「思考」につながるものは
行動に結びついていないので、時間をかけても生産性がなく無意味なものとなりがちです。
ゆえに気にし過ぎ、行動せずに気にし続けるは実際に役に立たない行為です。
今この瞬間にすべきことにフルコミットする
どんなに辛い失敗を経験しても、人生の時間は1分1秒と待ってはくれません。
引きずらず、過去のこととして乗り越えるためには
「あんな失敗どうしてしたんだろう」
と笑い話にできるくらいに自分のレベルをあげる必要があります。
そのためにも今この瞬間に注力すべきことに集中しましょう。
ゲームのようにレベルを上げ、スキルを磨き、何度も壁打ちを繰り返す。
失敗は決して評価を下げたり辱めるものではなく
成功にたどり着くため必要な成長プロセスと捉えましょう。
学びに変えて理想の未来を目指し続ける
成功や発見の陰には、必ず失敗があります。
失敗から何かの法則を見つけ出すことこそが成功への過程だと考えて、
失敗の経験そのものをネガティブにとらえすぎないようにしましょう。
また、気持ちの切り替えとして
「『次は頑張ろう』で終わらせない」
「過去の成功体験に固執しない」
ということも大切です。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
悩んだり不幸な感情を抱え続けてしまわないように
今回のお話が自分と向き合うきっかけになれば幸いです。